平素は、グローバル・ワン不動産投資法人(以下「GOR」または「本投資法人」といいます。)およびグローバル・アライアンス・リアルティ株式会社(以下「GAR」または「資産運用会社」といいます。)に関しまして、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、GORは第45期(2026年3月期)の決算を迎え、投資口1口当たりの分配金は、3,681円となりました。
当期の日本経済は、緩やかに回復しているものの、原油等のエネルギー資源価格に大きな影響を与える中東情勢の影響を注視する必要があります。
東京のオフィス賃貸マーケットは、2020年に底打ちして以降、テナント需要は現在も力強く増加しています。好立地・高グレードビルへの移転や拡張移転・館内増床等の面積拡張需要が供給量を大きく上回って発生しており、CBREの2026年第1四半期マーケットビューによると東京23区全体の空室率は1.5%まで低下するなど、需給は逼迫の度合いを増しています。また、賃料の上昇は一段と強まっており、東京周辺部や地方都市においても、堅調な需要を背景に、同様の傾向が見られます。
オフィスビルの売買マーケットは、国内金利が上昇する状況下においても、国内外の投資家の取得意欲は引き続き旺盛であり、特に潤沢な待機資金と堅調なオフィスビル賃貸市況を下支えとした海外機関投資家の需要が堅調に推移しています。Aクラスビルの物件情報が限られる中、取得競争は激しく、物件価格は高止まりしており、十分な利回りを確保できる物件の投資機会を得るには、依然として厳しい環境です。
当期のGORは、第6回目となる公募増資を公表しました。公募増資および借入により調達した資金を活用し、GRAND CENTRAL CHIBAおよびICON PLACE SHIBAKOENの2物件(取得価格合計:267億円)を取得し、資産規模は過去最大の2,322億円に到達しました。加えて、既存物件においては、好調なオフィス賃貸マーケットを背景として、力強い賃料増額改定による内部成長が着実に進展し、ポートフォリオ全体として外部成長と内部成長の両輪による収益力の強化が持続しています。
今後は、拡大した資産規模を活かし、賃料増額等による内部成長を一段と加速させるとともに、投資環境を慎重に見極めながら、将来の成長に資する優良な物件取得に取り組み、中期成長戦略の遂行に努めてまいります。
以上のとおり、GORは運用資産の着実な成長を図り、インフレや金利上昇に耐えうるポートフォリオの構築を進めつつ、ESGへの取組みにおいても、情報開示の高度化を通じた中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。投資主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。